余裕

ここでは,何度か書きなぐった記憶があるが(自分の文章など,振り返って読む気などしない.その勇気もない),やはり,研究には,「余裕」が必要だ,と思う.

そう,余裕なき状態のとき(なにから手をつけたらよいかわからない状態),学部時代の先生の著作をひらいた.こうあった.

「学問は愉快にやるのもだ・・・・」.

ほんとうに,そう思う.先生もいろいろあって,その言葉が出てきたのだと思うが,上記のように書ける勇気は,41歳の時の文章だった.

私は,まだそれまで年齢の堆積はないが・・・,そう感じる時間はある.
ただ,そういった時間は,あえて作るものだとも感じている.

先生と海外調査に行って,同室になると,4時に起床され,原稿を書き始められていた.こちらは緊張して起きることもできない・・・.そういった「生き方」を,近く見せてもらてよかったと,ほんとうに思う.

【閑話休題】

徹夜後は,通常勤務.展示の交流をされている方に,えらそうに講義.いまいち,ウケ(反応)がよくなく,一方的にしゃべると,回転しない頭が,徹夜でより回転せず,・・・・・「自爆」・・・はあ,反省.

また,徹夜でカフェインの取りすぎと,頭の時間が狂ってきている(自律神経系か)ので,開館前の展示室は暑く,汗がしたたりおち,メガネを通過して,眼に侵入し,目が痛い.

その後,単純作業,mustな事項をメモを野帳(フィールド・ノート)に移し,PCのバックアップ作業も同時に行った.その後,共同研究で研究申請させていただいている方(朝方生活)に,海外調査日程の確認電話,打ち出し資料の整理,査読の確認,海外共同研究者へのメール,などなどしていたら,会議時間.
・・・事項が決まらず,資料のない協議会議は正直つらい.

そもそも,会議が好きな人という存在が,信じられないのだ.

あえて,ここでは書き留めないが,「言いたい放題」はよくない.発言には責任がともなうことを理解したうえで,と感じた.

・・・・・と,ばたばたしていたら,もう,昼間.集中力がないので,退席し続けた休日を使い,バイクで帰宅準備.

その徹夜あけのバイクは,結構しんどい.集中しないとコントロールできにあが,その集中がスピードを生み,よろしくなく,約20キロの帰宅路をコンビニと書店で休憩しながら,慎重にかえった.
(ただ,書店に寄ったので,また本を買ってしまった.アフリカと,インド関係のもの).

・・帰宅後は,昼食をとる気力さえもなかったが,詰め込んでいたら,うるさい娘が帰宅してきた.

ここまでの記憶はあったが,気がついたら,玄関で寝ており,愚妻が仕事から帰宅してきた.

・・・・・濃密だが,すったもんだした一日.時差の克服と同じで,寝たら回復.

そして,また,自宅で仕事モード.

ああ,「余裕」は何処?

写真は,もう5年以上前に開拓した,近所の隠れ家林道.
こういった,「余裕」がほしい.

・院生時代は,よく奥多摩方面の林道つめで「ひとりキャンプをしていた」なあ,と思いだした.

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