「しょうもないケチ」と「プロ」(2013年5月18日)

研究発表の「準備が終わらん!.」

 

【大学人,二年生】

・・・・・というか,早く準備したら問題ないのですが,ニンゲンそうはうまくいきません.二年目の大学人生活では,新しく始まる講義・実習があり,気合いを入れて講義ノートをつくったり,最新の研究動向を,専門からは,すこしはずれるが,それを把握して,ノートを作っていると,論文とは違う労力はかかりますが,はやり「大学らしい,深みある講義」を作りたいと思い,時間はかかる.

(でも,あ・・・〜〜今日も,満足感にほど遠い講義をしてしまった...といいう自己否定感にさいなまれる・・・・・のが正直で,90分後は疲弊する.).

学問のおもしろさ,と厳しさ.を感じ取ってほしいなあ,と.

 

【先生】

学会で発表することは,大学院の学生時代は「就職活動」という教えもあり,先生に鍛えられた.プロセス全体まで,深夜まで練習を含めて指導していただいたので,いまでもありがたい.

(いまでも,厳しい先生がいるのは,ありがたい.研究室に電話がかかってくると,汗が・・・).

 

【プロとして】

私は,基本的に学会は,発表するために参加する.しかし,発表をしないで,参加する人のみの方も,意外なことに多い.何でだと考えると「懇親会?!」.私には懇親するために学会に参加する発想はないが,そういう人もいるのだと.ただそいういう人が,「批判的な言説」を繰り返すのは,「アンフェア」だと思う.

 

【魅力ある領域として】

いまは,職業研究者としてプロとして生きているが,学会で発表することは,緊張感がいつもある.そのときの「まとめ」の時間を作るというのを,自己で設定していかないと,なにもしない人になる.

研究の批判ではなく,学会の組織運営とか,・・とか,・・とか,「しょうもないケチつける時間があったら,ちゃんと研究者としての仕事をしてほしい」と,厄年になった今も,年齢に関係なく,同じ研究者の「ふるまい」をみて感じる.

 

学問領域の活性化のためには,やはりプロは,上記のような,アンフェアな言説を垂れ流すよりも,当たり前の,プロらしい振る舞い・仕事が必要だと.