一瞬の不安

海外には,10代から出ていた.

10代からというのは,当時の大学の状況を表しているだろう.つまり,4月の一二回は,マジメに授業に出て,その後・・・・・・・.

私もその通りになってしまい(悪い,先輩や同級生のおかげ),授業のために大学に通った記憶に,正直言って乏しい.文学部だったこともあり,変な人が多かったのも,言い訳にすることができる.

(しかし,大学で教える立場に,奇遇でなったとき,当時のノートが皆無に近く,ほんとうの困るし,マジメに授業に出てこられても,その経験がなく,困惑する.).


大学に通うことが,時間の無駄ではないだろうが,当時の私は,その生活が,「無駄」だと判断し,海外へ出た,のだろうが,高尚な目的はない.

【閑話休題】

船で海外に出たこともあるが,今は,飛行機を通常使う.

写真のように,飛行機に預けた荷物が出てくるまでは【不安】がつきまとう.とくに,途上国(航空産業が高度化していていない国)を調査地にし,出てくるのが遅いと,「今回は,やはり,ローストか・・・・・・・・」と,毎回,思う.

(院生時代,熱帯アフリカにたどり着いたときは,地質調査用の機材を,銃と誤解され,銃口が顔面という場面もあったので,それなりに度胸だけはある.)


この「不安」が,「事実に置き換えられた」ことは,いままで,幸いにしてないが,最初の関門でもあることに,今も変わらない.

この「関門」は,なかなか病的なものでもあると,最近感じている.


【追伸】
写真は,カルカッタ(コルカタ)の国内線から出てくる当方の荷物.これで,今回,着替えることができる喜びを実感できる瞬間.

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