むかし大学院の修士課程のとき、某、アフリカを研究していた先生に「物事は具体的に考えろ!」と指摘された。
そのことを、最近の締め切り原稿と格闘していて思い出した。
最近の自分のよくない点は抽象的な表現で、オチをつくろうという思考が支配していたと実感。他分野との議論のなかでは、方法論に関して具体的な議論を行うと、結果的に、「技術論」に終始して、細かい話題に終始するので、避けていた自分もある。
逆に、抽象度を高めた議論では、自己の認識・理解度の上に立ったオチとなるので、自己の専門外の方にとっては、理解不可能だということも学んだ。
通常、議論を継続していて、ある程度の問題意識が共有されているコミュニティであれば、それでも議論の方向性は安定するが、問題もある。
そのような時に、冒頭の指摘を思い出し、より具体的な思考にシフトしようと、今のモードではそのように感じている。
だたし、昔から抽象的なレトリックで、妄想するのは、たいへん好きで、それことが、自分の特性かも・・・・と、すこし、自分が理解でき、オトナになったような・・気も。
行ったり、来たり、さまよったり・・・のくり返し。