活字への欲望.記録と記憶

このところの不摂生で,精神も肉体も疲弊を「持参」しているようだ.書く段階では,書くためだけの勉強に追われ,他の情報は遮断する.そうすると,そうでない読書に途方もなく焦がれる.つまり,その仕事を関与しない活字を追えないストレスが蓄積し始める.

という経緯があり,この2月ほどに蓄積した逐次刊行物や書籍などを整理をしつつ,確認し読み込んでゆくうちに学生時代に購入した書籍にたどり着く.付箋や傍線は日に焼かれて退色するが,文字を追うことによって,当時の自己の想いや,人間関係の記憶が鮮明化してくる.

そういった意味において,文字に残す行為は,読み手にも,書き手にも記録と記憶に残す行為なのだと,改めて再確認した.このように,過去に沈没する時間も必要で,当時の稚拙な想いが再生する.

また,アフリカの苛酷な現実を文字で追っていたら,胸が無性に苦しくなってくた.その時,「アフリカン・ポップス」の文字が目に入った.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です