Field Notebook: 野帳の「ワクワク感」(2014年4月14日)

■所属大学の宣伝をする訳ではないが,小生が地理学を学び始めた時に,配布された「フィールド・ノート」をもらった時の「ワクワク感」は,いまも研究のモチベーションになっている.

■そう,フィールド調査にでる前の,「フィールド・ノート」を準備するときの「ワクワク感」

■その「ワクワク感」を20歳も違う若者にもと思い,フィールド・ワーカーの卵たちを意識して,下記の「フィールド・ノート」を作った.

■(以下,岡山理科大学 生物地球学部Webより)

 

◇ 生物地球学科オリジナル野帳(フィールドノート)  2014年04月10日

生物地球学部 生物地球学科では,「フィールド・ワーク」を重視しています.
フィールド・ワークでは、現場で「記録」を取ることが研究を進める上で大変重要です。
しかし,フィールド・ワークは,楽しいばかりでなく,危険もともないますので,自己での危機管理が求められます.
今回,地理学研究室の宮本先生が,写真のようなオリジナル「フィールド・ノート(野帳)」を立案・製作し,
大学内のショップ(コンビニ)で販売を開始しました.
これを手にとって,日本はもとより,世界各地で研究するフィー ルド・ワーカーが誕生することを期待します.

写真左 野帳表紙
写真中 メモを取る宮本先生
写真左 裏表紙はオリジナルのフィールド・ワーク・チェックリストになっています


Presentation:岡山県高校教員地理分科会講演(2014年2月19日)

昨日は,熊谷まで日帰り出張で,ブータンのフィールドに入るような感じの疲弊.

今日は下記の講演.

まだ,準備が.....

 

2013(平成25)年度 岡山県高教研地理歴史・公民部会 地理分科会

2014年2月19日(水)13:00〜  於:岡山県立一宮高校

宮本 真二(岡山理科大学)「世界と日本の土地開発の歴史」 南アジア地域(ブラマプトラ川流域)の民族移動と土地開発

 

下記に写真は,「岡山理科大学 生物地球学部」オリジナル・フィールドノート.

フィールドノート(野帳)を手にしたときの「わくわく感」を大事にしてほしい,と思い,広報委員として制作した.

私自身,一回生のときの鮮明な記憶がある.

 

Original Field note of Faculty of Faculty of Biosphere-Geosphere Science, Okayama University of Science

Original Field note of Faculty of Faculty of Biosphere-Geosphere Science, Okayama University of Science

2014年まで「あとX日」と考えたくない心(2013年12月13日)

13日の金曜日ではなく,2014年まであと「X日」と考えたくない心境の原因は,締め切り.

 

・・・

 

調べないといけないものを探し出すために,研究室をあさっていたら,写真のような「野帳(フィールド・ノート)」を発見し,

なかをパラパラめくっていたら,年月と変化のなさを感じた.

 

小生が,一番最初に「野帳(フィールド・ノート)」なるものを使ったのは,1989年(平成元年)6月2日の,某大学地理学科の新入生歓迎巡検

なるもので,京都の洛西地域を対象としものだった.それからの年月,海外調査や巡検など,各機会ごとにさまざまなタイプのものを使いつづ

けてきたが,それぞれが「もう一人の自分」であり,捨てることができないものとなった.

 

いまでは,メモ帳として使っているので,「手元にないと落ち着かない日々」.このアナログ感が心地よい.

 

以前,某地理学教室のコラムにおいて,駄文を書き散らしたが,「Field Noote   ・・・・大学地理学科」と印字された「野帳(フィールド・ノート)」

は,未知なる場と経験からくる期待感で高揚していた20才初頭の記憶さえも,後厄になっった今も鮮明に思い出される.

 

そういう意味からも,フィールドの迫力は効果はあるが,受け取る側の感性と,知識も求められる.

 

Field Note. Photo by Dr. Shinji MIYAMOTO. Dr. MIYAMOTO's Geography Laboratory

Field Note. Photo by Dr. Shinji MIYAMOTO. Dr. MIYAMOTO’s Geography Laboratory

本が迫る

好きなこと。1)本に囲まれること。2)本を読むこと、の優先順位は高い。

したがって、意識外に書籍の堆積が進展し、空間を圧迫する(される)。

旅において日常的に持参する一冊は昔からあるが、日常において持参する一冊はない。しかし、本がないと「落ち着かない」。よって、地理的な情報をもたいない場所で時間をつぶす必要があるときは、本屋が一番「落ち着く」空間であり、なにかの活字が帯同することになる。

ただし、読みたいと思って買った本は、必要があって読み込まないといけない活字に追い立てられ、いつの間にか、山を構成してしまう。この山となった本も、意思がもちてと通じると、「迫ってくる」のような気にもなる。

そういう状況で、机に向かっている、が・・・・・。

 

Field-Note, 1990-1991

写真は、20歳のころ京都郊外の埋蔵文化財の発掘現場で使っていたフィールドノート。この遺跡現場はたいへん想い出深く、フィールドノートの表紙にこびりついた泥も想いがあり、自宅の机に置いて、時たま眺めている。

大学の授業にはほとんど出なかったが、遺跡というフィールドで、いろいろな方に学ばせてもらった。いまでも、ほとんどやっていることは変わらない。

休日でも仕事と,三色ボールペン

Sep. /2011/Arunachal/India/Phpto by Yasuko ISHIMOTO

今日は,以前からの家人との約束で,休日.

しかし,早朝に飛び起きて,家人との約束を果たす前にメール確認で返答し,そのほか,段取りを少々...

で,帰宅後仕事再会で....

なんで,休日に「疲弊」するのかと(苦笑),嘆いたら,

家人の反撃のお小言が....

さて,表題.

私は,野外調査時はは,野帳(フィード・ノート)は古今書院製を使用しているが,あまりこだわりはない.昔から使っているからの,「慣れの問題」.

しかし,書くものにはこだわりが.

胸ポケットには,仕事中には通常二本のペンとシャーペンが入ると「落ち着く」.

1.ペン:ZEBRA B3A5

2.シャーペン:Pentel Graohlet 0.9mm

これは,通常のメモは1で,地質の記載などは,2で行うよう儀式化されている.どちらも経験で,自己の指にフィットするので,安心材料だ.

とくに2の三色ボールペンは,海外でななかか入手困難らしく,お土産にいい.とくに今回のインド調査で学生さんのサポート隊に配布したが,いい評判だった.共同研究者のインドの院生も,以前,あげたら(正確には,奪われた?!),いまは,精力的に使っている.????

というような一日.アマログ的感覚は,【感性】でもあり,大事だ.

【追伸】

写真は,2010年9月のインド調査での登山トレッキング調査の一コマ.

京都大学大学院・石本恭子撮影