「日本」の考古学:Archaeology as Science?(2016年3月6日)

「日本」の考古学と科学や,研究者の矜持を,時々考える.

 

40歳世代として「なぜ,考古学は,「日本」考古学,という「 」のがつくのだろうか?,と機内で考えていた.

 

→「王道」と称する考古学は,発展段階論を唯一の(ように)ふるまって,「 」つきの考古学の唯一性を声高に主張し,その言説に酔ってきてきた(いまだに).

 

しかし,考えましょう,と.

 

「日本」考古学は,【ねつ造】を生みました.それは事実です.

 

研究レベルの業界の社会的な意味(埋蔵文化財の行政職員の研究者(らしく)としての振るまい?!)を精査し自覚的な振る舞いは必要だと最近感じます.あまりにも,研究や論文と主張される紀要?論文もどきが税金を使って精算され続けています.

 

「研究って,プロの成果です」.

 

なぜ,上記のように思い,書き留めた訳は,以下の怒りです.

 

結論

前職の琵琶湖博物館に考古学の「研究職」ポストは無くなると...その意味です.

また,不都合な関係のヒトと共著にするヒトとか....そういう情報を,ソトに出ると,聞こえてきます.

「矜持」の意味を考えています.

Geogr. and Archaeology: 地理・考古学の旅(2015年6月22日)

フィールド・ワークを重視した本学科では,金曜から週末は毎週のように多様な分野で実習が繰り返されます.

・・ということで,今年は地理の実習らしく,受講者のなかに鉄道好きの学生さんの提案で,団体割引を駆使した実習を行いました.

しかし,腰が痛くなった一日でした.

 

「地理・考古学実習」でローカル線の旅  2015年06月20日

3回生の実習科目「地理・考古学実習」(地理2回目,人文地理編:宮本先生担当)で,ローカル線に乗って,「備前」,「美作」,「播磨」を1日で旅しました.途中の景観からは,中山間地域や,津山の中心商店街,城下町,佐用町の災害痕跡などを観察したり,フィールドへのアプローチの仕方を学びました.
何に注目するのかも,感性や知識が問われます。
「乗り鉄?!」も満足?な,10時間の鉄道の旅。
長大なレポートが待っています。

【写真 左】1:200,000「地勢図」から旅程を把握します。
【写真 中】1両編成の姫新線は,実習生約20人で「貸し切り」
【写真 右】佐用町では,209年の洪水災害の痕跡を確認しました。

第18回環境史研究会(ご案内)

2011 年3月5日

みなさまへ

環境史研究会

宮本真二・小野映介

 

第18回 環境史研究会の開催について

 

このたび,標記研究会を下記の内容にて開催しますので,お気軽にご参加ください.なお資料準備の都合上,ご参加いただける方は,下記の連絡先まで可能な限りE-mailで,お知らせいただきますようお願いいたします.では,よろしくお願いいたします.

※今回は,総合地球環境学研究所(地球研)「高所プロジェクト」(リーダー:奥宮清人)の研究会と同時開催とします.

 

 

1.日時:2011年4月9日(土)

14時00分 〜 17時00分頃

 

2.場所:京都大学 稲盛記念財団記念館 3階 小会議室1

京都市左京区吉田下阿達町46 〒606-8501

(吉田キャンパス川端近衛南東角)

※アクセスは下記Webをご参照ください.

http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/about/access.html#center

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/inamori/

 

3.報告者と演題:

 

 武末 純一(福岡大学・考古学)

「北部九州の石庖丁研究」(仮題)

 

4.その他

終了後,【懇親会】を行いますので,こちらもお気軽にご参加ください.

 

ご連絡先:

宮本 真二(みやもと しんじ)

〒525-0001 草津市下物(おろしも)町1091番地

滋賀県立琵琶湖博物館 研究部 環境史研究領域(地学研究室)

Tel: 077-568-4811(代) Fax: 077-568-4850(代)

E-mail: miyamoto@lbm.go.jp

 

小野 映介(おの えいすけ)

〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050

新潟大学教育人間科学部

tel:025-262-7124

e-mail:ono@ed.niigata-u.ac.jp

文章で自己表現することの「喜び」と「伝える」こと

いつの間にか,年,歳!?を越した.

このような,ネット環境が整備されるまでの遍歴(人とヒトのつながりを維持するツールという意味)は,下記の通り.

・10代の高校生時代

新聞のロカール面や,全国版投稿面,さらには深夜ラジオでのハガキ投稿での応募で,こずかい稼ぎステージ.

(その要因として,極度な管理教育への反動で,「教師」などへの反発.

・大学学部時代(古都)

お恥ずかしい思春期特有の行動で,交換日記世代での自己表現

(その要因として,根本的にお金もなく,電話という手段さえ,お金との算段だった)

・院生時代(首都郊外)

お恥ずかしい思春期世代の延長で,携帯電話さえなく,また海外に出ても連絡手段さえ,レターの世代で自己表現

(その要因として,根本的に買いたい本は「目をつむって」買ったが,食費などには一切投資せず,先生や先輩に群がった).

・就職時代(かつての古都)

上記の行動パターンは抜けきらない.

(その典型的行動パターンとして,3000円以上の本は,コピーするか,ネットで古本で探すかの算段に30分は今でも悩む.)

・・・というような遍歴はあるが,「文章を書くことは,10代から好きだった」.それ以前に,小学生時代から,考古学に関する本は,親にねだって専門書を買ってもらっていたし,その本は,研究室の奥に大切にしまってあり,1年に一度くらいはなにげなく見る.

そのねだっている情景(片田舎の書店の片隅で誰にも買われないような明日香村の遺跡紹介の一冊)は,鮮明だ.

また,日記の習慣は,恥ずかしい世代においては,交換日記だったが,一時期は同世代の研究者(院生を含む)は,今日の出来事や読んだ本の感想や,書き始めたロンブンの交換を毎晩,その日の決めごととして交換していた.

いまも,弁当箱(PC)で,メモをするが,あえて,手書きも必要だと感じている.

行間の味わいや,文章の乱れ,乱文なども,考える時間を確保する上で,大事だと思う.

したがって,ネットで安易に手に入れる(手に入る)情報の「ウサンクササ」は今でも感じるし,実際そうだと感じている.

研究レベルでは,「役に立つ」「即効性」が強調されるが,【科学の厚み】,【文化としての科学】のオモシロサを伝えていかないといけない世代(トシ)だとも感じている.

ただし,日本という国では,定式化されたものへの信仰のようなもの(国民性という表現は適当ではないが)があり,【学ぶ楽しさ】の機会が少なすぎたのだとも思う.

いい意味で「成熟した社会」のためには,「学び,自己が変遷,変化する喜び」を伝えてゆく役割も,私たち,職業研究者の役割だと,感じ入っている.

たまに見るTVで,やはり,「イチロー」「IHIRO」はかっこいい!

プロである.

彼の発言は,染み入る.

【オチなし】

プロなので,原稿の締め切りは守ろう!!(自己照射