以下を追記しました.
歴史地理学会 運営委員 編集運営委員 〜2018年度末
以下を追記しました.
歴史地理学会 運営委員 編集運営委員 〜2018年度末
地方で開催され,まだフィールドにでかけていないこの時期に開催される以下の小規模な学会は,今年はいろいろ多忙で,出席だけと考えていましたら,座長でした。
以下,プログラムを貼り付けます。
第58回 歴史地理学会大会・総会プログラム
1. 期 日: 2015年6月27日(土)・28日(日)および29日(月・巡検)
2. 会 場: 山形県立米沢女子短期大学 〒992-0025 山形県米沢市通町6-15-1
Barnstormer=旅芸人が,言葉として正確がどうかは別として,昨晩,首都から,長崎に移動する最終便のフライトで,目をつむりながら考えていた.
それは,「フィールドで課題を発見・見いだす」ということの重さである.(どこかのTVじゃないが)
正直,地理学からフィールド・ワークを排除したら,「何が残るネン?」...と.40を過ぎて考えている.
それは,他のフィールド・サイエンスである考古学や,文化人類学,地質学もそうだし,境界領域である地理学を評価する立場からも..
しかし,この言説は「当然」で「簡単」と指摘されるだろうが,「簡単なことこそ,難しい」,,というのは「三つ子の魂論」に置きかえることが可能かもしれないと,感じてもいる.
そう考えてみて,最近の自己の生活は,「行ったり来たり」で,まさに,”Barnstormer as Field Worker”で,下の写真のように旅先での仕事の日常!?.で,旅ではなく,旅が「日常」である.
まさに,芸はないが,旅芸人.
まだ,明日のプレゼン準備「終わりません!?けど?????..」
・・・・なんて,考えない生活は,日々精進.
写真左【二代目大型リモワが初出動.歴史の蓄積開始.一代目は,現役引退状態で,研究室に話のネタになって,隠居状態】
写真右【研究者,フィールド・ワーカーの旅先の日常.でも,眠り,休みたい....実際,休みないし....?】
さらに,来月も発表し,さ来月も発表します.
「自転車操業」
しんどいけど,学びも大きいです.
4月,5月,6月と連続.
宮本真二(2014)瀬戸内臨海平野の地形環境変遷と遺跡立地に関する予察的検討.第57会歴史地理学会大会.長崎外国語大学,5月17-18日.
1996年徳島(山城),1998年東京(近江),1999年京都(山城),2000年島原(近江),2002和歌山(動物遺体),2007年東京(ヒマラヤ),2010年高崎(ヒマラヤ),2012年新潟(ベンガル),2013年砺波(近江).
でオーラル発表.( )は対象地域かネタ.
歴史地理学会という小さな学会に初めて参加したのは,1993年の愛知大学で,東京での大学院生一年目だった.
学生時代,お金に困窮していたので,東海道線を乗り継ぎながら,友人の家に泊めてもらうことを約束して参加した.ちょうど,Jリーグ(サッカー)の開幕戦が行われていて,世は熱狂していたが,私は院生時代の迷い
のさなかで,長時間の道中は,夏のアフリカ調査準備のためフランス語のテキストとテープレコーダーを聴きながら,悶々として参加した.
学部時代の先生の発表を聞くためだったが,「宮本!.発表をしないで参加したら,ちゃんと質問しないといけない」(→懇親で学会に参加するのではなく,研究発表しろ!と).「泥臭いテーマなので,決して流行るテーマではないが,この学会でもちゃんと発表するように」と,美しくない大学キャンパスで,芝生に座りながら指摘された.(その後,豊橋駅前で立てないくらい,お酒をごちそういただいたが,覚えていない).
ただ,この学会の大会は,地方で開催されるため,学生時代は旅費をどうしても捻出することができず,一度も発表できなかった.その代わり,毎年春の大会で開催される日本地理学会は,連続して発表していた.
このような,経緯があった訳ではないが,職を得てからは,地方で開催されるこの大会は,地理屋として楽しみな大会となり,冒頭のように,過去17年で,9回の発表.(イチロー以上の打率!)
今日,発表を終えて,帰りながら,「私が一番の発表回数じゃないの?!」(内容は別として)と感じ入って,普段振り返ることのない過去をこのWebで調べた.一時期,他学会での発表に集中していた時期もあるが,いろいろな想い出が発表をしたからこそ,鮮明に思い出せる.また,自己の到達点も考えさせられた.
まだまだ,振り返るような年齢でもないが,若いときの志を省察する瞬間をもつことも,たまには大事だと痛感できたことも,今回の収穫だった.
また,17年もたつと,全く発表しなくなった人もいて,「変遷」を感じ入る.
岡山から日本海側の下記の地域へ移動するには,極めて時間的に制約される場合が多い.
以前の職場での仕事をまとめたもので,今後も継続させる.
こういった「泥臭く」「時間と手間がかかる」テーマこそ,地理では必要な仕事だと思いたい.
宮本真二(2013)「近江における平野の地形環境の変遷と土地開発」,第56回歴史地理学会大会,砺波文化会館,5月18-19日.
学会発表は100件を超えた.また,来月も発表がある.
以下の研究発表を行ったので,研究業績欄を追記した.
積極的な批判やコメントは,刺激になった.
しかし,岡山→大阪(バス),大阪→新潟(飛行機)【帰路同】は,なかなかの疲弊.
ただし,帰路は天候がよく.地理屋にとって刺激的な時間となった.
以下の表題で学会発表を行います.
・・いろいろ詰まっています.
宮本 真二(岡山理科大・生物地球学部)※・内田 晴夫((独)農研機構・近中四農研・四国研究センター)・安藤 和雄(京都大学・東南アジア研)・ムハマッド セリム(バングラデシュ農業大・農学部)・アバニィ クマール バガバティ(ゴウハティ大・地理)・ニッタノンダ デカ(ゴウハティ大・地理)「ベンガル・デルタ中央部における約1300年前の地形環境の安定期と民族移動の関係性の検討」.第55回 歴史地理学会大会 於:新潟大学,11-13 th / May / 2012 .