災害の社会史

なかなか、すぐれない日々。

紙面から得られる、東北地方の状況などを確認していて、10年前以上に琵琶湖博物館で行った企画展示(下記)の過程を思い出した。

この展示を作る過程で、多くの外部の研究者の方に調査に加わってもらったが、その中でも、北原糸子先生との関わりは、とても印象的だった。

歴史学のなかで、災害を扱う意味について、先駆者としての苦労などなど、研究者としての志を学んだような気がする。

彼女の指摘する、メディアの役割は、とても大事だし、過去から学び取る姿勢は、ほんとうに今後、求められると思う。

ただ、膨大な情報の中から、良質な情報を自ら得る・得ようとする姿勢が、過去から学び取ることにつながるのだと思う。

伝える側からは、「想定外」を繰り返すことの弊害を考えないといけないと思う。

 

鯰—“魚がむすぶ琵琶湖と田んぼ”—

期間/平成13(2001)年7月20日(金・祝)〜11月25日(日)

場所/琵琶湖博物館 企画展示室

http://www.lbm.go.jp/tenji/ex_kikaku/exhibition/s_09th_20010720_namazu.html