代表科研採択内定:Research Fund “KAKEN”(2017年4月3日)

いろいろ多忙で忘却していた下記の代表科研の採用の内定が確認できました.

さらに精進して学際的な地域研究が実施できるように成果の蓄積をはかります.

研究者としての成績表でもありますので,すこし「ホット」しております.

 

日本学術振興会,科学研究費補助金,基盤研究C「アジア・モンスーン地域における「土地開発史モデル」の構築」,(研究代表者;岡山理科大学・生物地球学部・准教授:宮本真二),(研究代表者)

日本南アジア学会第26回全国大会@広島で発表(2013年9月19日)

 地理学ではない,地域学会で発表します.

 

地域学会での発表は,

2009年の「宮本真二:「アフリカと南アメリカの半乾燥地域における環境変動期の対比」,日本アフリカ学会,東京農業大学,2009年5月」.以来で, 「南アジア学会」は,現段階では会員ではありませんが,刺激的なプログラムで,いまから,とても楽しみです.

プログラムを見た感じでは,バングラデシュでも研究仲間も発表され,「濃いい南アジア・フェチ?!」が多く,たいへんたのしみです. また,先の職場での知人との再会も楽しみです.

日本南アジア学会第26回全国大会:場所:広島大学大学院文学研究科(東広島キャンパス)」第2日 10月6日(日曜日)

13:30~16:30 全体シンポジウム「大地からみる南アジア世界—環境へのアプローチを考える」 (第1会場:2Fリテラ(B204大講義室))

 

司会:柳澤 悠・岡橋 秀典 趣旨:環境問題への対応、環境との共生は今や世界的な課題である。特に、中国やインドなど急成長する新興国では環境破壊、環境汚染、自然災害など環境に関わる様々な問題が噴出している。環境にどうアプローチするかは、今日の学問につきつけられた大きな課題であるといえよう。 環境はきわめて複雑かつ広範な内容をもつ。自然科学的なアプローチとともに、人文科学からの考察が不可欠な所以である。また、環境が所在する地域のコンテキストも十分にふまえなければならない。この点で、自然、歴史、政治、経済、社会、文化など多様な側面からのアプローチが可能で、それらの総合化を学の課題とする地域研究に期待されるところが大きい。 本シンポジウムでは南アジアの環境に焦点を当て、地域研究における環境研究の今後を展望してみたいと考える。

<報告> [2B1-1]岡橋 秀典:趣旨説明 [2B1-2]松本 淳*・浅田 晴久「南アジアの気候と農業」[2B1-3]宮本 真二「南アジア地域(ブラマプトラ川流域)の民族移動と土地開発」 [2B1-4]山下 博司「インドの環境思想と現代―その可能性と限界とをめぐって―」 [2B1-5]水野 祥子「イギリス帝国の森林政策とインドの経験―帝国林学会議(1920~1947)を通して」 [2B1-6]三宅 博之「現代都市と環境問題」 ( * は発表者)

 

平地での研究発表・業績追加(2013年4月20日)

「考古学」の場で,発表します.

 

宮本真二(岡山理科大)※・内田晴夫(農研機構・近中四農研・四国研究センター)・安藤和雄(京都大・東南アジア研)・ムハマッド セリム(バングラデシュ:バングラデシュ農業大)・アバニィ クマール バガバティ(インド:ゴウハティ大)・ニッタノンダ デカ(インド:ナガオン女子大)「ベンガル・デルタにおける地形環境の変遷と民族移動に伴う土地開発史の関係性の検討」考古学研究会第59回総会(ポスター),2013年4月20-21日.岡山大学.

本研究では、低湿地における土地開発史を検討するため、世界有数の低湿地であるベンガル・デルタを対象に,地形環境の変遷と民族移動に伴う土地開発史の関係性について検討した.現段階での結論は下記の通り。

ジャムナ川中流域では、①約12-11千年前に形成された洪水氾濫堆積物(自然堤防状の微高地)を利用するかたちで、それ以降に生産域と居住域の開発が行われた。その後,②幾度かの洪水に見舞われながらも、盛土の主体部の維持管理は現金収入を生む土木作業によって、恒常的に実施されてきた。さらに、少なくとも、③約1.3千年前までには当該地域において、生産域としての水田開発と連動する形で、近隣地域に屋敷地が形成されたものと推定した。また、④この堆積物に記録された土地開発時期が、周辺地域におけるベンガル・デルタのイスラム化との関係可能性について指摘した。

 

【事後報告:業績追加】岡山理科大学・生地談話会(2012年5月10日)

バタバタしていて,標記の件(昨日)アップするのを忘却していた・・・・(以下)

・博物館時代からもそうだが,多様な年齢層を対象に,概論から専門領域まで「分かちやすく」話すことの難しさを再確認.

以下,

http://biogeo.sakura.ne.jp/danwa/topics.cgi

 

より転載.

 

生地談話会

最新の研究成果を披露したり,フィールド調査の報告をしたり,あるいは長年のアイデアを披露したりと,自由な雰囲気での

サイエンスの交流会を,学科の非公式行事としておよそ月1-2回のペースで行っています。

話題提供は,学内外の研究者・院生・学生などいろいろな方がボランティアでされてきました。学部学生や院生を中心とする

参加者によって,毎回楽しく自由な雰囲気での質問や議論に,つい時間を忘れそうになります。

通常は木曜日の16時40分から18時まで,21号館1階会議室で行っています。学内外のどなたでもご自由に参加してください。


開催日時:2012年05月09日

第78回生地談話会のご案内

下記の通り、第78回生地談話会を開催致します。今回の演者は、生地学部に新たに来られた宮本さんです。“地理学”という分野に

ついて、ご自身の研究と合わせてご紹介いただく予定です。演題:「地形環境変化と遺跡立地,土地開発史に関する地理学的研究」

 

演者: 宮本 真二(岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科)さん

 

新入生の方にも分かりやすくお話していただけると思いますので、お気軽にご来場下さい。

日時:2012年5月9日(水)16:40~18:00
場所:21号館1階 会議室

 

概要:これまで発表者は地理学の立場から,短期間に発生した環境変動イベントと,人間活動との対応関係の変化に関心をもって,

フィールド調査を続けてきました.

本発表では,日本列島の平野に埋没する遺跡の立地環境の検討や,アジアやアフリカ地域を対象とした土地開発史研究の事例報告な

どから,「自然と人間の対応関係の歴史的な変化」について考えたいと思います.