採択科研:New Research Fund “KAKEN-Hi”(2016年4月11日)

時間はかかりましたが,安藤隊長やメンバのー努力で,やっと採択されました.アジアやアフリカの比較による立体的な地域研究を実施したいと考えます.丁寧に,着実に.

競争的資金覧にも付記.

 

・日本学術振興会研究費補助金,基盤研究A(海外)「アジアの在地の協働によるグローバル問題群に挑戦する実践型地域研究」(研究代表者:京都大学・東南アジア研究所・准教授:安藤和雄),(研究分担者).2016~2020年度.

熱帯生態学会と,ブータンと,照葉樹林

共同研究者の安藤和雄(京都大学・東南アジア研究所)さんから,昨年11月のブータン調査をもとにした学会発表を行うという連絡を頂きました.大西伸弘(京都学園大学)さんとも連名発表.

安藤和雄・宮本真二・大西伸弘:「東ブータンのBrokpaとMonpaに関する調査ノート-アルナーチャルプラデシュとの比較の視点からー」.第21回熱帯生態学会,琉球大学,2011年5月28・29日.

私はこの学会員ではないのですが,かつて大学院生だったときに当学会のシンポジウムにて連名発表者となり,その内容の一部が公表されています.

岩田修二・宮本真二(1996):ヒマラヤにおける環境利用の歴史的変遷.TROPICS(日本熱帯生態学会誌),5,243-262.

成果の内容は公表された時点(私の手を離れた)で,「忘却の彼方」ですが,その時の懇親会で,梅棹忠夫さんがおられたこと,さらに「照葉樹林」という日本酒がだされていたことは鮮明に覚えています.

ただし,梅棹忠夫さんは「あこがれ」の方で,近寄りがたく,お話しもできませんでした.

また,学生時代は交通費の捻出にも苦労していましたので,シンポジウムは午後なのに,深夜バスで早朝のの京都に到着し,みんぱくの玄関前で,熱い最中,時間をつぶしていたことも,内容に関係なく覚えています.

 

帰国後の研究発表と,インド・ヒマラヤ

帰国後,すぐに,国内での出張と,発表.

(徹夜で何とかなった若き日々は,過ぎ去り,経験でいかに,短時間で集中してまとめるかを,覚える日々.).

海外をフィールドにしているひと,いや,そうでなくとも,志があり,がんばっている人は,いつも,いそがしい.そう仕向けて,仕事をしている方ばかり(積極的な評価).

以下も,そういった南アジアをフィールドにしている「まったくの,異分野だが,わかりあえる人々の集まり」

・・・もっと,がんばらないといけないと,この時期,この機会は大事で,大切にしています.

【追記】

久しぶりの写真は,2010年9月のヒマラヤ調査で,医療キャンプを張って,京都大学・大学院の石本恭子さん撮影の一コマ.

この調査は,衝撃的なフィールド・ワークが行え,想いで多き,ヒマラヤだった.

Arunachal Pradesh Research, Sep. /2010/ Photo by Yasuko ISHIMOTO

第6回 南アジアの自然環境と人間活動に関する研究集会

インド亜大陸北東部,アッサム,メガラヤ,バングラデシュの自

然災害と人間活動

6th Natural Environment and Human Activity in the South Asia

Natural Disaster and Human Activity in Assam, Meghalaya

and Bangladesh of the Northeastern Indian Subcontinent

とき:2011年 2月20日(日)13:00-

ところ:京都大学防災研究所大会議室D1518(京都大学宇治キャンパス)

プログラム

13:00-13:05 開会の辞                    塩谷雅人(京都大学生存圏研究所)

13:05-13:10 趣旨説明                    林 泰一(京都大学防災研究所)

座長 村田文絵(高知大学)

13:10-13:25 アジアモンスーン地域における降水量の長期変化傾向とその季節性

○平野淳平(首都大学東京),松本 淳

13:25-13:40 ネパールにおける降水の地域特性とその経年変化

○福島あずさ(首都大学東京),高橋日出男,松本淳

13:40-13:55 バングラデシュにおけるモンスーンの季節推移

○松本 淳(首都大学東京),Roxana Hoque,平野淳平

13:55-14:10 バングラデシュにおける雨季稲作の安定化試案 ―ハオール地域ジャワール村の事例―

○内田晴夫(農研機構 近畿中国四国農業研究センター)

14:10-14-25 ミャンマー中央平原ヤメティン郡における異常気象への在地の技術対応

○安藤和雄(京都大学東南アジア研究所)、レイ・レイ・カイン(イェジン農業大学 ミャンマー)

14:25-14:40 グレート・ヒマラヤのなかでの「ブータン〜アッサム・ヒマラヤ」の位置

○宮本真二(滋賀県立琵琶湖博物館),安藤和雄,Nityananda Deka(ゴウハティ大学,インド),Abani Kumar BHAGABATI(ゴウハティ大学,インド),Tomo Riba(ラジブガンジー大学,インド)

14;40-15:00 休憩

座長 安藤和雄(京都大学)

15:00-15:15 村落土地利用からみるアホムの稲作体系の特徴-ブラマプトラ川氾濫原の2村落の比較を通して-

○浅田晴久(京都大学アジアアフリカ地域研究科)*、Nityananda DEKA、Abani Kumar BHAGABATI (Gauhati University India)

15:15-15:30 Countermeasure of ZAICHI NO GIJUTSU( Locally Existing Technologies) agaist Abnormal Weather in Yamethin Township of Myanmar Central Plain.

○Kazuo Ando(CSEAS, KU), Lay Lay Khaing, Khin Oo, and Khin Lay Swe (YAU, Yezin  Agricultural University, Myanmar)

15:30-15:45 Environmental Problem and its countermeasure in Laos(Tentative Title)

○Oudom Phonekhampheng(Faculty of Agriculture, National University of Laos PDR)

15:45-16:00 Village based NGO’s rural development approach: an introduction of JRDS Activities

○Akkel Ali, Raiz Uddin, Momotaz Begum(JRDS;Joint Rural Development Shagsta, Tangail, Mynmenthingh, Bangaldesh)

16:00-16:15 南アジアにおける高層気象観測プロジェクト

○寺尾 徹(香川大学教育学部),村田文絵,高橋宏児,木口雅司,福島あずさ,Arjumand Habib, Md. Shameem Hssan Bhuiyan, Sayeed Ahmed Choudhury, Someshwar Das, 林 泰一

16:15-16:30 バングラデシュにおける2008-2010年のシビアローカルストームの発生環境場

○高橋宏児(高知大学理学研究科),村田文絵

16:30-16:45 アッサム・メガラヤ・バングラデシュの雨量計ネットワークについて

○村田文絵(高知大学), 林泰一,寺尾徹,木口雅司,山根悠介

16;45-17:00 バングラデシュのサイクロン被害について ー2010年の現地調査からー

○林 泰一(京都大学防災研究所)

インド・ヒマラヤからの帰路で,バンコクの空港

バンコクまで戻ってきて,メールが読める環境になり,膨大な・・・.

で,もうじきJAPAN.

今回の高所での少数民族のみなさんに協力いただく,医療キャンプと,現地との協力者のみなさんとの研究発表は,大成功だったと思う.

医学を中心とする共同研究にかんして,「オチ」「おとしどころ」「新しい方法論」について,深い議論ができた.

したがって,「異分野との共同研究」は,やはり,楽しいし,学ぶべきところばかりである.

ただし,テンションを上げていたので,・・・,少々,疲弊している・・・・・・・が.

日本の予定は,考えないように,といいつつ,明後日も出張で研究発表が・・・・・・・・・・・・・・・・・・(JAPAN)

旅情など,まったくない・・・・・・.