水野章二編『琵琶湖と人の環境史』,岩田書院.
が手元に届きました.
私が分担執筆した部分は,下記です.
厳しい学術書出版事情の中,すこしでも売れてくれればいいのですが...
が手元に届きました.
私が分担執筆した部分は,下記です.
厳しい学術書出版事情の中,すこしでも売れてくれればいいのですが...
私の拙論はのぞいて、標記の一冊が刊行されたよう(まだ手元になく、チラシが先行して届いた)ですので、ご案内いたします。
やはり、琵琶湖周辺地域は、「環境史研究」の先端的な場であることを自覚しました。 ちなみに、私の原稿の著者校正時、初校はヒマラヤ山中の3800mのテントの中で、再校は、バングラデシュのジャムナ川の船上で、デジカメで原稿を作成し、アクセスポイントに注意しながら、メールで返信するという、「離れ業」で、内容より、そちらのプロセスが想い出深い作品となりました。 (ここから、岩田書院のWebより転載) 水野 章二 編 2011年5月刊 |
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本書は2006年度から4年間、滋賀県に拠点を置く滋賀県県立大学・滋賀県立琵琶湖博物館・滋賀大学3機関の環境史に関心を持つ研究者が、科学研究費補助金を得て、共同で進めた「琵琶湖の歴史的環境と人間の関わりに関する総合的研究」の成果をまとめたものである。 文献史学・考古学・地理学・民俗学などの研究者が、琵琶湖というフィールドを対象に、そこで展開された人と自然の関係を考察し、新しい環境史研究の構築をめざした。 共同研究のなかでは文献史料や地籍図などの調査・収集も進めたが、最も力点を置いたのは、琵琶湖集水域の古代・中世集落遺跡を、刊行された発掘調査報告書 から拾い出し、それを集成する作業であり、その成果が添付CDの資料である。なお湖東地域については、整理内容を旧市町単位に文章・グラフにまとめた。 |
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【主要目次】 | ||
序章 | 琵琶湖の歴史的環境と人間 | 水野 章二 |
第1章 | 遺跡の立地環境解析からみた琵琶湖周辺の環境史 | 宮本 真二 |
第2章 | 近江の古代・中世集落遺跡−栗太郡の分析を中心に− | 志賀 崇 草間正彦 |
コラム | 湖東地域の古代・中世集落遺跡 | 水野 章二 |
第3章 | 近江国河上荘の湖岸と後山 | 水野 章二 |
第4章 | 中世前期の堅田漁撈 −『賀茂社諸国神戸記』所収堅田史料の紹介− |
橋本 道範 |
第5章 | 安土城築城期における大中の湖の湖沼環境変化 | 古関 大樹 |
第6章 | 近世の琵琶湖岸村落と幕藩領主 −高島郡針江村の水辺の土地支配− |
東 幸代 |
コラム | 中世奥嶋の環境と土地利用 | 杉浦 周子 |
第7章 | 琵琶湖岸における逆水灌漑 | 市川 秀之 |
第8章 | 琵琶湖岸村落の「文化的景観」の全体構造 −滋賀県高島市針江地区の「里湖」と「里川」− |
佐野 静代 |
コラム | 琵琶湖岸の生業と景観 −「近江八幡の水郷」の現状と課題− |
塚本 礼仁 |
付録CD | 近江の古代・中世集落遺跡集成 | 志賀 崇 草間正彦 |
湖東地域の古代・中世集落遺跡 | 国分 政子 |