学部・学生時代に,教示いただいた先生には,墓に持って行きたい本は何か!(感銘を受けた一冊)ということを,酒席で
教示された.
そのなかでも,私にとって,とっておき一冊は,
安田 喜憲(1980)『環境考古学事始め−日本列島二万年—』,日本放送出版協会.
・・・である.
その理由.
1)救われた.
2)いまの職業選択に決定的な一冊となった.
3)出逢い(師匠)の「きっかけ」となった.
今でも読み込む時期はあり,私の手元の本自体は相当に「疲弊」している.
・・・・・・
数日前の,「涙雨」の最終講義は,上記の先生の一日だった.
・・・いろいろなことを学ばせていただいた.
私の若さと無知ゆえ,「厳しい」さの言説の深意を読み取れず,やけ酒に逃げた時もあったが(苦笑),先生の学問に対する真摯で,自己に向き合う厳しさ,もっとも,学問にたいする情熱は,「襟を正さないといけない」と最終講義を受講し,感じた.
先生が40代半ばで私が20代前半の時に,お会いすることができ,私にとっての先生のイメージは「厳しいママ」ですが,以下のようなメールをいただいた.
「ありがたい」,と本厄を迎える年になったも感謝している.
要は,「志」の議論になるが,未だに「厳しく」接していただける幾人かの先生をもつ私は,幸せだとつくづく感じ入っている.
(トシだろうか・・・・・).
(ママ)
元気でがんばっていい仕事けいぞくしてください。