移動しながら「感心」(2月26日)

「休日」のはずなのだが,1)移動,2)事務仕事,3)調べもの.で休日感はまったくない.(毎年,この時期はこういっているような気が・・・・・)

そのような年度末の中,以下の変化があった.

1)弁当箱(ノートPC)の更新

2)共同研究の進展具合の確認

3)友人からの便り

4)ビルマ(ミャンマー)民主化

1)に関しては,Macintoshに改めて環境を統一する意思を固めて,先日MacBook Air納品された.で,いろいろセットアップを試みているが,驚くことは,速さと,クラウドである.1993年での卒業論文は,本体は書院で記述し,表紙や一部の図に関しては,師匠の研究所で導入されていたマッキントッシュのクラシックを使わせてもらい,Canvasなどを使い始めた.いまでも鮮明に記憶しているのは,レーザー・プリンターの「美しさ」である.

ある事情で,自宅に眠っていたMac Power book 53oocsが出てきて,その大きさに驚嘆した.長い学生時代にノートPCは欲しくてたまらなかったが,貧乏で購入できず,就職が決まった直後に,京都の電気街でさっそく月賦で購入した,「思い出の機種」.

いろいろ不具合が発生し,総額で60万円は投資したと思うが,「けなげ」に電源をつなぐと起動した.

やはり,マックは「美しい」

2)東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・共同研究「社会開発分野におけるフィールドワークの技術的融合を目指して」(代表:長崎大学 増田 研)

http://lalombe.icurus.jp/yugo_ken/

に参加させてもらって,楽しまさせてもらっているが,今年度は海外調査や国内での出張が重なって一度も参加することができなかった.

代表の増田さんは,まったく学生時代は接点はなかったが,アフリカと都立つながりで,気があって,たのしく参加させてもらっている.

この共同研究のWebに久方ぶりにアクセスし,彼のドラフト(本の原稿のドラフトのようだが)に驚嘆した.つまり,一言で表現すれば,「異分野における課題の共通性」である.私は,地理学を専攻し,彼は文化人類の器用な研究者だが,認識する問題意識に共通するものがでてきた,と感じた.

もちろん,共同研究における議論の積み重ねで,認識や課題,または研究の方法論の課題は共有されてきているとは思うが,彼のレトリックで確認すると,より刺激的であった.つまりは,共同研究の醍醐味を味わうことができた.

とうぜん,個人の「芸風」や,分野間のレトリックの違いはあるが,正直,感心した.

「おぬし,なかなかやるなあ・・・」と.....

 

3)もう20年以来の親友からのたよりがあり,すこし感傷的になった.

 

4)民主化である.「真の」という方向性を期待したい.

 

・・・というような日々.

 

【写真】

先のミャンマー出張での荷物.たかだか10日間程度だったが,結構な重量になった.でも,ほんとうに,刺激的な日々だった.

 

 


					

健康第一と東京外国語大学共同研究「融合」

Photo by Yasuko Ishimoto at Arunachal Pladesh, India, Sep. 2010

 

写真から始まるこの日のブログ.

(この写真も,小生のお気に入り.撮影は,京都大学大学院医学研究科院生・石本恭子さん撮影.場所は,インド,アルナーチャル・プラデーシュ州)

 

この感性も刺激的.

 

・・・で.

 

今日は,一つまた(また)だが,乗りきった感慨に浸っていたら,信頼する仲間のアフリカ研究者が,調査の帰国後,入院の報で,研究会に参加できないの報が......

 

大事でなければという思いと,それよりも,彼女の「無念さ」を深夜に思って,ちゃんとした発表をしないと,と改めて思う.

その内容は,下記の通り.明日,準備します.

今日,重いパソコンをバイクにのデイバックに抱えて帰宅した.

 

    2010年度第4回「社会開発分野におけるフィールドワークの技術的融合を目指して」
    共同利用・共同研究課題研究会の開催について



1.  日時    2011年2月27日(日) 14:00~19:000
            2011年2月28日(月) 9:00~13:00

2.  場所    東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
            3階小会議室(302室)(東京都府中市朝日町3-11-1)

3.  内容    2月27日(日)
             1)金子聡(長崎大学)
             「地域でのデータ収集ツールとしてのHDSS(人口登録・動態追跡調査システム)」
             2)佐藤廉也(AA研共同研究員、九州大学)
             「森棲みの生涯:ライフヒストリー調査からみた焼畑民の成長・結婚・出生力」
             3)討論

            2月28日(月)
             1)宮本真二(AA研共同研究員、滋賀県立琵琶湖博物館)
             「地理「屋」は,フィールドで何をみているか?」
             2)増田研(AA研共同研究員、長崎大学)
             「本年度の総括と、来年度の予定について」