フィールドからの教え

新緑がまぶしい時だと実感させられた一日.また,田んぼの田植えの光景は農家出身としてワクワクする.

湖西地域の庭園遺構の継続調査のためなれない四輪車で同乗(情?)の学生さんを乗せて出発.くどいようだが,好きではない四輪は私なりに,神経をつかう.

ナラの疎林下に時間が止まったように展開する庭園遺構の形成および廃絶プロセスが3回目によってようやく把握できてきた.詳細は研究成果として報告するが,「遺跡らしい遺跡」としてたいへん興味深い.また遺物の検出数が少ないもの特徴的だが,地形を巧みに利用して成立した遺跡としての評価をしっかりと行いたい.

・・・と歩き回りつつ,そして立ち止まって調査を終え,移動後は平野に埋没する弥生中期以降の遺跡へ.まだ調査が開始されたばかりだが,上記の担当者同様に,志ある現場担当者だと意見が指摘でき心地よい議論が展開できる.(そうでない場合も多い).

その後,研究室に帰る途中に,これも地形を巧みに利用した寺院を巡検し,夕方帰る.

同じ対象でも「見方=視点」によって評価はことなる.そこが,研究の醍醐味だろう.と当然のことを,フィールドは教えてくれる.

充実した一日.

疲れはそれどでもないが,家庭重視月間(指示系統は家人)のため,夕刻にバイクを飛ばして帰宅.夕刻,アフリカ隊の隊長(先輩)から電話で緊張.

しか~し.

デッドラインは変更なしで,端末に沈殿する(したくないけど).

追伸
コンビニではもう冷麺がならんでいるんですねえ.

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