環境史研究会の感想(2月2日)

先日の研究会の感想。

 

1.古典的な、いや、オーソドックスなテーマであったとしても、地道なデータ収集をもとにした論理展開は重要。

2.結論が先行する論理展開は、循環論に陥る。

3.「環境史」と冠するメリットは、やはり異分野や隣接分野において、主題を共有できること。このことは、異分野であったとしても、フィールド・ワークを重視するような基礎科学にとって、大事なこと。その場合、主題はある程度、共通の理解・経験が共有されている素材がよい。

 

・・・というような、ことを再確認し、勉強になった。

今後、どういう風に研究会を継続させようか思案中。移動しながら。

 

【補足】

研究会とは全く関係ないが、メディアを使って話題性重視(重視というようり、情報が咀嚼できておらず、組織内の立場性とか、そんな「しょうもない」ことしか頭中にないのだろう・・・)の「公表」がいまだ展開されていることに、落胆し、懇親会で話題になる。(ある意味、あきれたが)

「検証性」、工学的に表現すれば、「再現性」だろうが、このプロセスを拒否するような手続きをとった公表【もどき】は、ねつ造を生むのではないか?、とさえ感じた。

科学というものに対する信頼性が揺らいでいる中、学ぶという行為を冒とくしないでほしい。