5才の夢

海外調査から帰国するといつもそうなのだが,日本のペースになかなかなじめない.
帰ってきてきてから,妄想するのは,帰国前の景観や人々に笑顔.

そういえば,日本ではよい笑顔をしている人におめにかかることが少ないのではないだろうか?.まあ,職場でしかめっ面してる自分も含めてだが....

こんなことがあった.
バングラデシュである村に滞在調査し,下宿させてもらっていた5才の子供との会話.

「大きくなったら何になるの?」

「そんなこと,大人になったらわかることでしょ!」

・・・自分の子供も含めてこうは返答しないだろう.

私は以下のように解釈した.

「子供はこどもらしく毎日をたのしくすごすんだ!」と.


いっぽう.日本の子供たちはどうか?
大人の価値観の強要されて,夢という目的を強要されていなだろうか?.そのレールに外れると・・・

この返答で私は,正直,大人として「答え」を見いだすことができなかった.
このように感じることも,海外調査の醍醐味である.

でも,この村で発生したお尻と各種体の部位にかまれた蚊と南京虫の傷跡は消えない.

自分の,5才の記憶は,父親に耕耘機に乗せてもらって田んぼの農作業だなあ.

ロマンティズムに沈殿すると,あの「におい」が原体験なのだろうと思う.

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