フィールド・ワークと旅論

大学の講義のかけもち週間は終了した.

が,

何を書き留めようかと,考える時間がなかなかもてないが,

寝るための最近の一冊は,「沢木耕太郎(2008)「旅する力.新潮社」になっている.

ただ,ここ,数日だが.

その中で,以下のような一節に出逢う.

「わかっていることは,わからないということだけ」

このコトバから,イメージできることは沢山あり,それは旅することが本質的に好きだということなのだろうと,感じている.

「旅論」を書くほど,老いてはいないが,旅は開放だけでなく,研究者にとって「問題を発見すること」において,たいへん,たいせつな【行為】だと,さいきんつくづく思う.

ただし,その旅の仕方が問われるのが,とおりいっぺんの,人にあって,物をみて,・・・・・・・というのは,打算の極地だと思う.

某研究者のコトバがある.

「覚悟」が必要だと.

今日,読んで,切り取った新聞記事にも「直感」の重要性の指摘があったが,感性と自信に裏打ちされた「覚悟」は本物だとおもう.

このように,夜はふけてゆく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・.



写真は,バングラデシュのある村で滞在調査をさせて頂いている時に,寝る前に,調査道具の確認をしている場面.この時間を,「サンダル時間」と表現した若手アフリカ研究者がいるが,至福の一時でもあるし,興奮をおさめる時間でもある.(なかなか,冷めないが).

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