鬼門の10月と【予備電源】

研究者を自覚するもの(もちろん日本人)は,10月は書類に追いまくられる時だ.

気候も「不安定化」するので,精神的にも肉体的にもツライ時.

・・・・・と,毎年思うのだが,毎年同じように,「すっちゃかめっちゃか」な毎日で,反省(苦笑).

書類は,カケンなどお金関係にまつわるものが,怒涛のように集中するし,カタギの世界でも予算の時期.

したがって,海外をフィールドにもっているものにとっては,必ずこの時期は,日本に【一時帰国】する.

昨日も,研究会前に,地図を印刷するために駅前の店で,値段交渉し,(もちろんお金はないし,事務処理する時間がないので持ち出し(泣)),花粉症の微熱と格闘しつつ,さらに額に汗をながしつつ,餌を書きこみ,移動.

すこし予想よりはやく最寄りの駅についたので,喫茶店で12月のバングラデシュでのワークショップの事務仕事を,と思い,数十分作業をしたら,

「予備電源です」


「が・・・・・・・・・・・・・・ん」


(数分前まで,残り63%だったのに・・・バッテリーの寿命かなあ)

最近働かせ過ぎだったし,海外ではウィンに浮気で,わが「老体マック」を大事にしまい,駅前についたところで,インドのカウンターパートにばったり.

なんだか,インド英語も快調で元気そうで安心.彼には10月に4回あった.また,ブータン入国時にバンコクまで見送る.

その後研究会,遠路から信頼できる仲間も参加してくれて,たのしいひと時だが,帰路急激な睡魔が.ここで眠ってしまっては,播州までいってしまうと自覚し,重いデイバックを抱えつつも立って移動.

・・・・・そう考えれば,今日は,4時起床だったと.

もう,私の身体もご老体かなああ.と感じていたら,今日も5時起床で,仕事を始めている「私っていったい?」・・・・

・・と,書いたところで,仕事に戻ろう.

【オチなし】

休日でもなんだかな(泣)

Tokyoでのハイテンション後は,ゆっくり,久しぶりの休日を味わいたかったが,まだ,来月の海外調査のためのヴィザ申請が不安定だったこと,また「運転資金」確保のため,家人との折衝,装備,調査機材,持参物などなど,考えることがあり...仕事モードが抜けない.

それで,必要なものが浮かんだら記述するため「フィールド・ノート」を持ち歩き,家庭の用事や,外出時に浮かんだことなどを記述していた...

・・・・・・って,フィールド・ワークと同じじゃん(泣).

メリハリをつけないといけません.

ただ,今日も休日にしていたが,やはりメールを確認して各種手続きをしないといけなくなり,午前中はその処理に追われ,その後,送金ついでに家人と上洛.

・・・・・が,仕事モードが抜けず,家人とバトル.

ハア・・・・

なんとかしないといけませんねえ.

ただし,ヴィザ申請も受理され,オーケーになった.

結果としては良かった一日.また,日曜の研究会で楽しんでいただいたようで,なによりだった...

ただなあ.なんだかな.

【記録】(9月23日~10月27日までの出張日数)

12日だった.

JAPANのフィールド・ワーク!

充電完了

昨晩,もう歯を磨く気力さえなく,もうろうとしながら寝入ったが,「集中して」ねたおかげと,関西弁が通じる文化圏に帰ってきて,やすらいだ.

・・・・・・・・・・・・・・・・こう感じた.

東京Tokyoに置き換えたら,楽になると.・・・・

つまり,外国としての東京への位置づけである.目の前にいま広がるイメージは,ブータン・ヒマラヤの「景観」だが,東京の異文化ととらえると,なかなか,おもしろいなあ,と.

「地方」への旅だとワクワクだが,【鬼門】は東京と,某学研都市だった.

これで,になったなあ.

追伸

11月2日から11月23日まで,ブータン東部とインド(アッサム)への現地調査です.

KANTETSUでガラガラポン

いや,おもしろかった.

同じ問題意識をもつ「仲間」はいいですね.

ただし,田舎もんに東京出張の「かんてつ」は・・・・・・きついなあ.

電池切れです(泣).

心地よい,つかれを堪能しています.

ドンドバート

Tokyo 郊外にて.

【オチ】

がらがらぽん

まあ,なるようになる【瞬間】

どこかにいってしまったブログ・データもあるが(苦笑),先月23(9月23日)まで,「ヒマラヤの天空」だった.4500m弱は,別世界.

Himalaya/ ヒマラヤ

This is Great Himalaya!

だった.(京都学派や探検モノ,新田次郎ものは,院生時代の山の研究室時代に,むさぼり読んだので,感動・感激の日々だったので,興奮してなかなか,テントで寝付けなかった).

同じテント内で,2分以内に寝付くAさんはいましたが(笑).

が,・・・しか〜し..JAPANに着いたら,なぜがその記憶が過去のモノになった(再度,泣).花粉症,鼻炎も再発.

・・・と.

【閑話休題】

11月2日〜23日まで,(あこがれの)「ブータン・ヒマラヤ」(高所現地調査)に入り,その後,陸路で「インド・アッサム」(学会発表:インド地形学会)で発表します.(下記)

Author’s name:

Shinji MIYAMOTO*, Kazuo ANDO** and Abani Kumar BHAGABATI**

Author’s affiliation:

*Cultural History and Geo-Science Research Group, Science Research Department, Lake Biwa Museum (JAPAN),

**Center for Southeastern Asian Studies, Kyoto University (JAPAN),

*** Department of Geography, Gauhati University (INDIA)

Title of the presentation:

Buried Humic Soil Layers and Agricultural Land Formation Process in the Himalayas

Abstract (250 words or less)

Environmental changes caused by human impacts in the Himalayas have caught the attention of conservationist, scientists, and administrators within the last 30 years. Particularly in Nepal, it has often been stated that deforestation (forest destruction by human impact) has accelerated during the latter half of 20th century because of population growth. However, recent studies do not support the above scenario of deforestation and they claim that the area of forest has not changed significantly during the past few decades. Deforestation in the Eastern Himalayan area is poorly understood except for that of recent years, which is documented in historical records.

In this study, dated charcoal and humus materials in soil, both of which are evidence of forest fires, and vegetation changes indicate past deforestation and agricultural land formation (paddy and dry fields) in the Eastern Himalayas. Around the Ziro, Lower Subansiri District, Arunachal Pradesh, North-East India, human impacts such as population growth and cultural changes, may have accelerated environmental and agricultural changes after ca. 2 ka BP. Relatively intense deforestation and agricultural land formation that occurred since ca. 1 ka BP were due to human impacts.

E-mail address: miyamoto@lbm.go.jp

Postal address:

Shinji MIYAMOTO  Dr. Sci. (Ph. D. )

c/o Laboratory of Geology, Cultural History and Geo-Science Research Group, Science Research Department, Lake Biwa Museum. Oroshimo-cho 1091, Kusatsu, Shiga 525-0001 JAPAN

Presentation preference (oral or poster): Oral

・・・ですが,明日(もう,今日)の,午後の下記プレゼンの準備は・・・(泣).

構想は前から考えていたのですが,体力と集中力の「事務作業」との平行は,【あらふぉー】には少々つらくなってきた...なあ.・・・と.

・・・といっても,飛行機のエコノミー席で,2年前に,横のうるさいおばちゃんと格闘しながらマックちゃんと格闘していたより,新幹線のほうが,ましかと,いま,「開き直っています」.

・・・ああああ.こういう生活をいつからはじめたかと,昨晩,午前2時頃,堆積速度が著しい,自宅の「物置兼書斎(隠れ場)」をあさっていたら,高校の卒業文集が・・・.

【結論(オチ)】

17歳からだった.

・・・・

正直,自己の尖った(まあ,ゆるい反社会性)性格は,このころと同じだった.

「変化なし」

アカデミックな表現だと「三つ子の魂・・・」だが,

おそろしいまでに「変化しない自分の熱き想い(青臭いなあ)」に驚歎した次第です.

・・・そういっているうちに,明るくなる景観に,20+X年の,音楽(オザキやボーウィ,ハマショー)がよみがえってくる.

追伸

最近,ハマショーのDVD,DCセットを購入して,夜リビングで聞いていたら,娘に,

【ウザイ】【ナツメロ】【肉食系】【暑苦しい】

・・と「批判」された(泣).

気づけば,ハマショーのCDやテープの堆積物が,ラックに蓄積していた.

アラフォーか・・・・・(ジャストまえの泣き言)

さあ,戻りましょう!

今日のプレゼン!(目標!始発新幹線)

・・・でも,タイトルが,「いまいち」なんだなあ.ヒマラヤから帰った直後で,日本に「適応」する前だった・・・・土地開発が2つもでてるし,英語もなあ・・・・.

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所における共同研究「社会開発分野におけるフィールドワークの技術的融合を目指して」

(研究代表者:長崎大学の「イケメン」・エチオピア研究者:増田研さん)

2010年 秋の研究会日程

  • 10月24日 AA研にて(13時〜18時)
    • 宮本真二(琵琶湖博物館)
      • 「間接的な方法からみた土地開発史—アジア・モンスーン地域における民族移動と土地開発—」(The Reconstruction of Agricultural Land Development Process along the Brahpaputra River)

    • 野村亜由美(長崎大学医学部)
      • 津波被災後のスリランカにおける高齢者の心的外傷後ストレス障害(Post-Traumatic Stress Disorder Among Senior Victim of Tsunami-Affected Areas in Southern Sri Lanka)

研究会のうぇぶ(増田さんのWeb内)

http://lalombe.icurus.jp/yugo_ken/index.html

久しぶりの更新でIndian Phase

小生のWebがハックされたり(笑)(某,北アフリカの国らしい)で,更新がとどまっていたが,「とどまっていた」理由はそれだけではないが,もう,午前様(泣)....

・・・・・こうゆう生活,「カイゼン」したいなあ・・・・.

生活スタイルは,「ママ」でしょうが,Webは徐々に改善されていく予定です(したい).

【閑話休題】

・・・

・・・・と,グッチってもしょうがないので,手つかずの週末の古都から首都への,研究会行脚の発表準備,来月のブータン・ヒマラヤ調査準備,帰路のインド地形学会でも発表の準備を,「がんばろう」!・・思いたい(なあ).

....今日(もう,昨日),インドのカウンターパート(研究協力者)と話していて,それを機会に,彼の著作を読んでいて,考えさせられることが多い一日だった.

結論「日本人は恵まれている」ということ,だろう.

プロとして.

インドは大国です.