持ち越したくない:年末論

「くそ」というのは,下品な表現だが,・・・忙しい.

それは,新年に「持ち越したくない想い」だ.

日本という国で,処理できる事案は,処理したい.

また,電話がかかってこない,人が休日を謳歌している場は,「静寂」な空間が維持されるので,私に付き合っていただいている【プロ】の研究者は,この時期は本当に「大事」にしている.

私も,そうだ.

しかしだ.

その想いが通じない場面はある.

だた,その救いは,

「問題意識」が明確な「プロ」の人には,この【想い】は,通じることだ.

正直,

「すっきりとしたキモチで,新年を迎えたい」

・・・・・・・大事にしている「仲間」と「フィールド」なので・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ハア・・・・・・)

【追記】

ちょっと,愚痴(グチ),毒(ドク)が入っています.

もう,明け方3時なのに......

正直,言いたくはないが,「プロ」の仕事と作法をみてほしい,と・・・・・・・・

アクションは??????????????

無駄論とプロ論(小説新潮創刊800号記念特大号より)

まだ,「知恵熱」がおさまらないようだ.

・・・と言っても,消化しきれない事象を自己のなかで整理しょうとして,それが整理しきれない「脳みそ」というジレンマだろう.

しょうがないと思う.

ただ,帰国後の,事務作業の中でも,書類を整理しながら(休日だが),考えることが多く,充実感はある.(と思いたいし,信じたい).

・・・ということが,問題で,「家人」に強く批判される(苦笑).

ただし,この静寂につつまれた「個人空間」は,大事だと思っている.

徹夜後の,朝日を望む爽快感!?も?(苦笑).

【沢木耕太郎と井上揚水の対談,小説新潮,800号】

(帰国時の機内で熟読していた新聞の広告で発見)

は,おもしろい.

「面白がること」,「プロ論」,「オーディエンス論」

この「文体が,ここちよい」のだ.性格に表現すれば,対談なので,文体ではないが,「らしさ」に安心する.

【バーボンの香が立ち込める】のが,私にとっての沢木だ.

また,揚水の詞も味わいたくなり,CDに・・・・・.

・・・と悶々としていたら,

「朝刊が届いた」.

(脱力感).

結論

オチばかり,考えていたらよくないなあ,と,下の写真のように,「山となった書籍」に戸惑う.戸惑うどころか,苦痛の域だ.

書籍の堆積(山)

「知恵熱」のあと

ベンガル湾付近の夕日

バングラデシュから帰国後,出国前に行けなかった,散髪や,荷物の整理,書類作成などで相変わらず,

帰国時も,バンコクでのトランジットで,ネットにアクセスにし,日本の仕事の段取りを考えた.

・・・・・とKIXについたら,通常よりも人が多いと思ったら,クリスマスや年末での出国ラッシュらしい...

いつの間にか,年末か..と.

早い一年だった.

一年前は,ネパールから24日に帰国した.その直後,出張した.

そのネパールでは,デモで,ホテルに3日間缶詰めになった・・・・

・・・と,歳をとってゆき.・・・・

【閑話休題】

写真は,数日前までの知恵熱の原因.

この風景(景観)をみたら,・・・たいへんである.

ロマンチック以上の感情になる.

Bangladesh!

ダッカにて,地域研究を考える

昨晩,ベンガル湾岸のクワカタから,10時間かけてダッカにもどり,早速,メールの確認し,日本での仕事の調整や帰国準備.(「早速」というのが,いかにも,ネットに支配されているようで,なさけない).

今回の旅は,本当に出国前は,バタバタだったが,得るものは,大きかった.以下にようやくできる.

1)地域研究のありかた.

2)コースタル研究の方向性

3)貢献の意味

1)に関しては,今回のプロジェクトの目的は,各国の研究者,地域住民,NGO,NPO関係者と「ネットワーク」構築である(下記プロジェクト).

日本という海に隔絶された国にいると,実感を伴わないが,国境を接する南アジア,東南アジアの国々では,さまざまな国の思惑が絡み,「ネットワーク」は構築されていない.

そういった現状を,災害と環境問題をキーワードに,ヒトと人の関係を構築しようというものだ.

結論からいうと,これは成功しつつあると実感した.

既存の海外研究では,海外の研究者をカウンターパートにして,情報を引き出すことを重視した海外研究がおこなわれていたが,今後はそおういったプロジェクトの動かし方は許容されないと実感した.

それは,3)に関することと関係するが,貢献の意味を再評価すべき段階にきているということだと思う.

ヒトと人のつながりは,世代を超える.

そう実感できる旅立った.

・文部科学省科学研究費補助金,基盤研究A(海外)「ベンガル湾縁辺における自然災害との共生を目指した在地ネットワーク型国際共同研究」,(研究代表者;京都大学東南アジア研究所准教授:安藤和雄)

・文部科学省科学研究費補助金,若手研究B「アジア・モンスーン地域における民族移動に伴う「土地開発史」の再検討」,(研究代表者;滋賀県立琵琶湖博物館主任学芸員:宮本真二)

2)に関しては,ベンガル低地の奥深さを実感した旅立った.

これまでも,「流域」を意識して,ヒマラヤ(ネパール,ブータン,インド北東部,アッサム,バングラデシュ,ミャンマー,ラオス)を歩いてきたが,プラマプトラ川流域を自覚できる旅立った.

抽象度を上げて表現すると「生きているプラマプトラ河」によって流域が「つながっている」ことを実感できる旅立った.

何より,バングラデシュの人々の誠実さや,陽気でプロ意識の強い,日本側研究者との議論は,忘れることができない,財産とさった.

・・・・というように,いまだ消化できないことで,【知恵熱】が続きそうである.

ダッカの安宿の早朝.

バングラデシュで・・・・

今回の旅も終盤.

いま,ベンガル湾に面した,クワカタに来ている.

マングローブ林,サイクロン,少数民族の村などの調査.

来るたびに,ベンガルの深さを思い知らされる.

今回は,現地の学生も参加していて,そのまじめさや,熱心さに感心させられる.彼らたちから,バングラデシュのことや,ベンガル語のこと,日本のことを

「学ばせてもらっている」

・・というのが,正直なところ.

知恵熱が出そうな,日々だ.

なによりも,ベンガル低地の幻想的な景観,ベンガルの人々の人懐っこさ,ベンガルカレーの絶品さに,「おちつき」を感じる.

ただ,同時並行でFar-Eastの仕事も,ネットを使って行っている.

バングラデシュで研究発表

いま,バングラデシュのマイメイシン,バングラデシュ農業大学におります.以下の国際ワークショップに参加し,発表は昨日終えました(下記).

多少は,一安心し,蓄積した疲労感がなくなったと言いたいところですが,各種原稿や,日本での事務作業などなどで,・・・・です.

しかし,周りもアジアの研究者もそういった方ばかりで,がんばらないという気持ちになります.

早朝からラップトップでネットにつないでの生活が続いています.

朝晩は寒いくらいで,冷水の水浴びは少々,「気合い」がいりますが,日中は汗ばむくらいの気候です.

また,メールします.

(沢木耕太郎 風)

International Workshop of Contemporary Changes in Environment and Development

Date:      Dec. 13-14th, 2010

Place:      Bangladesh Agricultural University, Mymenthingh, Bangladesh

Shinji MIYAMOTO (Lake Biwa Museum, JAPAN)

“Buried Humic Soil Layers and Agricultural Land Formation Process in the Himalayas”

Bangladesh

いま,バンコクの空港にいます.

今回も,バタバタで,睡眠不足です.

12月23日までの出張です.

明日の発表準備は,まだです(泣).

どうしたものでしょうか・・・

ある「共有できる」研究者らとの手紙(め~る)

・・・・・・・さま

宮本@琵琶湖博・地学です.

いつも,ありがとうございます.

「山男」から「雪男」への言説の変化,いいじゃないですか.

「むさくるしい」,ですか(笑).

まあ,・・・・さんには怒られると思いますが,

性差をポジティブに意識しているものとして,「山」をみてしまうと(男性として),「まいってしまう」のが,男とい うものだという,【美学】です(笑).
学生時代は,「酸素が薄いので,おバカになっしまうのでは」,なんて議論を,【仲間】でよく,院生時代にしました.
ただし,高所トレーニングですので,小生も,この夏4000m近くに長くいましたので,体力つきまくりで,ダイエットも成功し,5キロダウンです.
身 体が軽くなって,夜中でも仕事ができます(苦笑).
・・・・融合研で,山にでも登りましょうか?(笑).・・・さんは・・・(一見,洗練された神奈川県民ですが,やっていることは泥臭いので,OKだと思いま すが(笑).).
・・というように,アフリカもそうですが,シビア.もしくはクリティカルな問題を抱えているフィールドを「持っている」「抱えている」研究者は,現実をみているので,異分野間など,たやすく 乗り越えて,「共有」できるということだと思いますよ.
「なにより,フィールドに【貢献】したいという「熱き想い」は,「ヒトと人の関係なので,伝わります」
私も,山を愛する研究室にいましたので,山男や雪男はそういった 「傷」(沢木耕太郎風)ですね(美学ですね).
今でも文章化(表現)できないものは心に,傷のようにありますが,そこで,「職業研究者」として出向くことができる「幸せ」と「余裕」,「感謝」は,山に限 らず,なんでも,大事だと思います.
そういった意味で,「研究を楽しんでなにが悪い?」ということが一貫した姿勢です.(誤解を恐れずに表現すればですが)
楽しい,いや,楽しく感じられることは,「よい仕事ができます」.
・・・・・・逆は,(あえて)指摘しません.

それと,

「巻き込む楽しさ」と「巻き込まれる楽しさ」は,大事です.

そのように,「アラフォー」職業研究者は痛感しています.

あと,もっとも大事なのは,「後につづく人を,育てる力」です.
・・・そうしてもらった【仁義】(沢木風表現)は,信念として,大切です.
では,また,「めーる」します.
おやすみなさい.

ネット環境の利便性と開放性

このブログでは,「研究発信」を主な目的としているが,「しょうもない話」が羅列している(苦笑).

いまは,自宅.自宅でも仕事していることを,理解してほしい.

したくないのだが,してしまう自分.

はあ...

でも,今日,何件メールを書いたかと,日付が改まって振り返るが,「記憶できないくらい」だ.

ただ,いろいろ最新に技術を教示していただき,【対処方法】を理解できるようになり,早速ついでに「ルーター」を,家人に内緒で購入に,その革新さに驚嘆した.

さらに,そのついでに,金策を行い,海外で使用できるようにセッティング.

・・・・と,思うが,

結局,「キカイ」に左右された人生になっているようだ.

携帯でメールを「打つ」ことは,私にとって破ってはいけないルール・

...と思っていたら,九州の文化人類の研究者(マック・オタク)がもっている,iphoneが【うらやましく】なる.

そうは言っても「仲間」が皆がんばっている現実を知ることができ,研究者の日常さえもオープン【開放性】にしてしまう「ネット環境」は,海外でのモバイルと同じように,【革命】と,20年後,30年後には,科学史で表現されるかもしれない,と思いつつ,

明日(今日の)段取りを考えている.

なんだかなあ・・・・

追伸

写真は,第43回インド地形学会@ゴウハティ大学(インド,アッサム)の会場風景.

インドらしくて,「いい感じ」です.

次回は,ちょっとはアカデミックな内容にしたい.

休日なのに仕事モード

日本という国に帰国するたびに,日本はいい国だと思う瞬間と,そうではないという瞬間が,わかるようになってきた.

今日は,休日だったが,11日からのバングラデシュ出張のことが頭の隅から抜けず,家人との移動中も,弁当箱(PC)を持って,いろいろな段取が頭をよぎり,

【休日モード】

・・は,まったくない.

喫茶店では,ネットにアクセスしようとするし...

よくないが,昼飯を食った,インド料理屋は,南インド料理で,手で食し,家人に,「ひかれた・・・」(笑).

まあ,しょうがないと.

写真は,インド地形学会のオープニングに儀式.