バングラデシュの雑踏とバンコクの影響

たいへん充実し「バングラデシュ」という国の一端を知ることができた調査で,結果として疲弊したが,よいフィールド・ワークだった.
(徹夜の出国は,しんどいですが).

しかし,帰国の前日に,「たいへんなことになった!」という,共同研究者の指摘で,ダッカ市内を右往左往.

それは,バンコクの空港閉鎖.その期間,CNN,BBCを逐一確認しようとおもったが,インド,ムンバイのテロのニュースばかり.そのなかで,調査地のアッサムでのテロでの60人以上の報道も・・・


結果として,バンコクでなく,香港を経由して帰国.

ただ,航空会社が変わって,20キロ以上のエクスチャージを請求され,ほんとうに「すっからかんの身ぐるみはがされました状態」での帰国.

ただ,回避することに経験を積むことができて,毎度のとこですが,よい経験となった.
(別名,「珍道中」とも表現されるだろうが).

まだ,バングラデシュの雑踏と,混乱の余韻に浸っていたいが,混乱の影響は,帰国時の事務作業に・・・・・はあ.

徹夜で関空

本当に,徹夜で関空.
しかし,車中のなかでの睡眠で少々,回復.

・・・・なんだか,こういう場面ばかりのような気がしないでもない.

ついてくる仕事はたくさんあるが,フィールドワークを楽しもうと思う.まだ,その余裕はないが・・・・・.

徹夜でバングラに沈澱

ちょっと,真面目に研究者(あくまで,私です)の【生態】を示します.

このブログを書いているのは,大半が深夜.深夜の仕事は寝不足を誘います.その要因は,本人が一番理解しています.

・・・・と書いていたら,つかれるので,深夜に思考なり妄想できる貴重な時間で,考え,妄想したキーワードを,なぐりがきしましょう.


「科学100年の厚み」
「自答」
「表現」
「中間理論」
「近代化」
「Contents」
「US$の未来」
「西ベンガル」
「歴史とは」
「歴史の「史」とは」
「環境史」
「地理的記載」
「モノグラフィの意味」
「歴史叙述」



・・・に関したことを,本を読んだり,自己のほんとうにしょうもない論文を顧みたりしつつ,時間は過ぎますが.


こういった【場面】は,けっこう昔から大事です.

いま,ベンガルの英書を読んでいたので,上記のような「妄想」と「眠れない夜」(面白かったので)に結果としてなったのでしょう.

休日なのになぜか疲れる?

たまりたまった休日が消化できず,しかしながら,仕事もたまりたまって,昨日は休日出勤,今日は,明日からのバングラ調査前の準備や,締切作業で,休日なのに,眼精疲労に・・・・(なんでやねん!)


ただし,今夏のインドやアフリカ出張は,もっと苛酷だったので,午前様になるまえに,この余裕の時間がもてるのは,よいことだと,自己納得.(諦めた仕事もある.機内か空港作業だろう.先のインドも,関空でインドのファックスを3枚送った.仕事ができる環境は多いのは,よろしくもないなあ).

【展開】

恒例の,100円ショップでの消耗品購入を行ったが,途中の街路は枯葉が舞い,もう秋から冬なんだと,再認識.
(ケヤキもいいものです.関東にいる時は,深い下刻した支流性河川と,テフラと,平地林に親しみ,それを一瞬思い浮かべました.また,化石花粉の形態も美しく,私は大好きです.)


明日は,とてもや早いので,起床できるかどうか,少々心配.今年の3月の,インド,バングラデシュ調査の最終日,カルカッタの宿では,ほんとうに寝たおして,飛行機にギリギリセーフだった.宿の兄ちゃんに起こしてくれと言ったのに,起こしてくれたのは,その時間より2時間も遅かった・・・・).

そうならないように,徹夜しようかとも・・・・.30代後半なのに,院生のような生活・・・・

さあ,もうひと踏ん張りしましょう!(から元気).

旅が日常か,日常が旅か?

・・・と思うことが,こういった出国前の慌ただしさのなかはある.

出る前に,出ている期間の仕事の調整,原稿の締め切り,期間中に締め切りのある原稿のファイル準備,現地のみなさんへの土産,調査準備に消耗品購入,土壌輸入許可申請,旅費申請書類作成,などを全て1人でこなしていると,この集中力に結構自分でも驚く.

そう考えてみたら,半年くらい海外で生活している基盤は?と考え,昨晩,嫁と議論したら,結果として「夫婦喧嘩」となり,・・第三者のも介入出来ない状態だろう.

ただし,パスポートのヴィザを見たり,おみやげ写真を整理したり,おみやげを選んでいたりすると,たいへん充実した心境になる.

・・・私は,幸せだとつくづく思うので,甘えないで,がんばろうという気持ちになる.

と考えたら,海外と日本のどちらに比重があるのだろうか?

地球人として生きていると,少々,キザに表現すれば,自己の仕事がなんでも,どんなことでも結果として,貢献できたら幸せだと思う.

それは,日本であろうが,海外のひとであろうが,そう区分することが,しょうもないことだと思う.


青い想いも,だいじにしたいと感じているが,明日も休日出勤だろう.



→いいコトバがある「Academic Romantizum」(Matsubayashi, 1989)だろう.


写真は,2007年3月のバングラデシュ調査でのトレンチ掘削調査.こういった「体力」を使うフィールドワークは「強い」と思う.

つくば→青森→バングラ→ペルー→インド

ここ数日,とてもあわただしい.

「カケン」の書類が一段落したと思ったら,学会発表と学会の仕事で.「つくば」へ.つくばの無機質な空間は,どうもなじめないので,いつも土浦の安宿の投宿する.


■宮本真二(琵琶湖博)・安藤和雄(京大・東南研)「アッサム・ヒマラヤにおける土地開発の歴史的検討」2008年人文地理学会大会,筑波大学.


自己の評価はまったくもっていつもよろしくはないが,建設的な批判も得たと思った.しかし,少々,後の調査と電車の時間が気になって焦って,的を得ない返答かも・・・と.ツクバエクスプレスのなかで反省し,一路陸路で,青森へ.ただ,充実感はあった学会と調査だった.

「遠い」.


その後,津軽平野で体育会系フィールドワークで,ボーリングをうった.学会もそうだが,心地よい疲れのなか,近江へ.

ゆっくりもするまもなく,バングラをはじめとした海外調査準備開始で,書類と再格闘.

今日も,病院のため休日にしたが,結局仕事である.

なんだかなあ!


以下,海外調査,研究発表の予定である.地球一周くらいの移動だろう.

2008年11月18日11月28日 バングラデシュ調査(時差3時間)
2008年12月4日12月15日 ペルー調査(時差14時間)
2008年12月16日12月25日 インド調査(時差3.5時間)

高齢化の学会の未来

某,つくばでの開催学会.

ここの発表の積極的な批判もここでは,あえてしないが,「高齢化」した学会の現実を,直視する必要がある,と感じた.

「なぜ,そうなったのか」ということで,「なぜ,若者が集合しない現実になった(してしまった)のかを,考えて欲しい」.逆に「私がフィールドとしているアフリカの地域研究学会は,若者であふれている現実があり,ただ単に,高齢化社会というコトバを当てはめるべきではない」と再認識した.



なぜか?

世代論の議論は無意味だが,うかがいしることができない「何か」もあるのだろう.


・・・と感じるが,しょうもないので,フィールドの現実に学んでゆきたいとおもった.


そおう,感じたのも勉強できた一日だった.

明日は,発表.

くっついてきたノートPC

つくばに用事があるときは,かならず,いや必然的に,つくば市内には宿泊しない.

 その要因,1)宿泊施設が高い,2)計画都市(無機質な空間)が,肌に合わないので,落ち着かない.ということで,明日の朝から始まる,地理学関係の学会で,「土浦」の場末の安宿が定宿となっている.
(どうも,この計画都市というのは,慣れることができない).


表題の「くっついてきたノートPC」は,早朝の,新幹線のなかで威力を発揮し,首都につくころには,ストーリーは完成した.気がついたのが,富士山が見える頃で,常磐線の「味わい深い」空間を,各駅で満喫した.

・・といっても,活字中毒にとって,車中は貴重な時間で,昼食もとることさえ忘却し,土浦の大衆食堂で,「醤油くさい」ソバを食し,さらに学会準備で,某つくばの地形研究者,花粉研究者などと夕食.

・・・で,11時の門限,共同風呂のため(昔の下宿みたいでいいのです),にあわせ,帰宅し,作業再開.


...というように,いまだ,仕事中である.

そういった意味において,「くっついてきたノートPC」も役だった?!か?.

ノートPCがくっついてくる!?

【休日だが,休日にならなかった一日】最近のパターン(もうあきらめ)】

昨晩は,2時ごろまでがんばったが,睡魔でダウン.
午前6時半起床し,稲刈り後の犬の散歩30分.寒いが水田地帯でもあり,空気も澄んでいて気持ちいい.ただ,すこし肌寒く,日本の秋から冬を感じる.
朝食後,家人と子供を見送って,学会プレゼンの作図と,パワポの作成で11時半.
家人が仕事から帰宅するので,昼食準備.チャーハン.午後1時半ごろ子供の音楽会.不測にも眠ってしまい,子供の質問にも返答出来ない.
3時前に帰宅し,バイクで研究室に長靴やサンプル採取道具.(学会後に,東北で現地調査).途中買い物で,午後5時ごろ帰宅し,今度は学会の会計事務仕事で,PCに向かう.6時にお祝いの回転寿司(子供にとってクルクルまわる寿司=寿司の認識はよいのだろうか).子供と風呂後,8時から荷物パッキング.学会と現地調査は,目的が違うので,けっこうかさばる.10時頃から学会準備再度開始.

眠い.


明日は,恒例の新幹線勝負だろう.

また,ノートPCがくっついてきた.

決着と次の始まり

インドから帰国以来,いや,アフリカ滞在中から始まっていた書類との格闘は,今日で,終了,と思いたい.

1人では出来な仕事を,最後はできてしまうのも,すごさも感じる.

・・・・と,思っていたら,週末の学会の発表の準備が・・・.原稿の締め切り,査読の締めきりが,rつぎの海外調査の準備が...


仕事があることが,幸せと思って,がんばらないといけませんが,岩手県は,「がんばらない宣言」・・だったような.

ただ,帰国以来のゆっくりとした時間は,500円の「スーパー銭湯」だったいうのも,ムナシイ.

しかし,明日からもまたはじめましょう.(あくまでも,前向き).


《オチなし》